インプラントQ&A

一時期インプラント治療はテレビや雑誌などでトラブルが報道され、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
インプラント治療は自分の歯と同じように噛める!
入れ歯のように手入れが面倒くさくない!
ブリッジなどのように他の歯を削る必要が無い。などたくさんのメリットがあります。
しかしながらデメリットもあります。
基礎疾患がある場合やインプラントを支える顎に問題がある場合などその程度によってはできないこともあります。
入れ歯に不自由を感じている方や不幸にも1本歯を失ってしまったなど、興味はあるけれども大丈夫だろうかと質問を受けることがあります。
今回はインプラントに関する様々な疑問や不安にQ&A方式でお答えします。

インプラントは何歳でもできるのですか?

年齢より骨の状態で左右されます。

20歳くらいで顎骨の成長が止まってから、80歳を超えても顎の骨が丈夫であれば大丈夫です。

金属アレルギーがあります。 インプラントをしても大丈夫ですか?

インプラントに使うチタンは最も生体親和性に優れた金属です。

人工関節や人工心臓に使われています。

しかしながら、金属アレルギーがあるようでしたら皮膚科でパッチテストを受け確認しましょう。

歯以外に病気がある場合、治療は受けられますか?

疾患の程度によっては手術が難しいこともあります。ご相談ください。

重度の全身疾患。

重度の糖尿病や肝臓病。

骨形成不全、骨粗鬆症など骨の量と質が悪い人。

ガンなどの放射線治療を受けた人。

血液疾患のある人。

ヘビースモーカー。

(インプラント治療は喫煙者には行えません。喫煙者に行うには禁煙が前提となります)

薬物・アルコール中毒者。

寝たきりや認知症など自分で歯磨きができない人。

歯周病の治療をしていない人。

治療にはどれくらいの期間が必要ですか?

インプラントの治療期間は、骨とインプラントがくっつくまでの時間が必要です。

上顎で約6カ月、下顎で約3カ月かかります。

インプラントの欠点の一つがこのように治療期間が長くなることです。

この期間は仮歯をいれていただきますので、普通に生活していただくことができます。

手術が怖いのですが時間はどのくらいですか? 痛いですか?

通常の手術で1時間程度です。

上顎の骨を造成する場合でも2時間ほどです。長くても3時間あれば終わります。

手術は麻酔をかけて行ないますので、術中・術後の痛みはほとんどありません。

術後少し腫れることがありますが、通常は2~3日でおさまります。

インプラントはどれくらいもちますか?

天然歯と同様にインプラントも歯周病になります。

きちんとしたメンテナンスしていけば長期間の使用にも耐えます。

長持ちさせるために、定期的なチェックと正しいケアを行ってください。

インプラントをするとCTやMRIができなくなる?

金属部分にハレーション(※写真の像で、特に強い光の当たった部分の周りが白くぼやける現象)が起きるといわれています。

白く見えない部分ができることがあります。

現在は撮影角度を変えるなどで対応できる場合がほとんどです。

撮影のためにインプラントを外すことはまずないと考えられます。

この他にもインプラントに対する疑問や不安などがございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。