キシリトールガムで虫歯を予防しよう!

 

キシリトールってなんだろう?

ガムやタブレットなどの商品名としても使われているキシリトールは、もともとは糖アルコールの一種です。

白樺などの木からとれる成分を原料とした安全な甘味料で、プラムやイチゴなどのフルーツやカリフラワーなどの野菜にも含まれています。

 

ガムやタブレットの甘味料として用いているキシリトールは工業的に作られますが、その組成は自然のものと変わらないのも特徴です。

 

砂糖と同じくらいの甘さがあり、溶けるときに熱を奪う特徴があるので口に含むとスーッと冷たく感じ、この冷却効果を使い夏用の肌着や化粧品などにも使われています。

 

 

キシリトールにはどんな効果があるの?

砂糖とは違ってキシリトールはむし歯の原因となる酸の材料になりません。

そのためむし歯菌に酸を作らせないのです。

 

さらにキシリトールを食べると、噛むことで唾液がたくさん分泌されます。

結果、唾液中のカルシウムが歯の再石灰化をうながす効果があります。

 

キシリトールはむし歯の原因にならないだけでなく、強い歯を作ることになります。

 

いつ食べたらいいの?

食事をした後にキシリトールガムを噛んでください。

タブレットやアメもガムと同様の効果がありますが、お口の中に長い時間あることが必要です。

タブレットやアメは噛んでしまわないようにしましょう。

その後に歯磨きをするのが効果的です。

フッ素化合物と併用すると、よりむし歯予防効果が期待できます。  

 

キシリトールガムで注意すべきことは?

お店にいくと様々なキシリトールガムが売られています。

どれにしようか迷ってしまいます。

しかし、どのガムも同じようにむし歯を防いでくれるわけではありません。

 

キシリトールは味が持続しないという特徴があるのです。

そのため市販のものでは他の甘味料が入っていて甘みが長続きするように調整しているものもあります。

この甘味料がむし歯を作る可能性あります。

したがってキシリトールガムを買う際には、裏面の製品情報をチェックしてください。

 

キシリトール自体が50%以上入っているものか、下の「厚生省特定保健用食品マーク」「トゥースフレンドリー協会マーク」がついているものを選びましょう。

 

     

 

歯科専用のキシリトールは市販のものより優れた特徴があります。

・甘味料としてキシリトール100%配合

・義歯や矯正につきにくい素材

・咀嚼力を鍛える2倍の硬さ などです。

 

 

またキシリトールは身体に害はありませんが、摂取しすぎるとお腹がゆるくなる特徴があります。

食べ過ぎには注意が必要です。

 

犬にキシリトールを食べさせると、肝機能に障害をきたす可能性があります。犬を飼っている方は絶対に与えないよう注意してください。