釧路市の歯科・予防歯科・審美歯科・インプラントの たなか歯科クリニック

ドライマウス

口腔乾燥症ともいいます。

様々な原因で唾液の出る量が減ってしまい、口の中が乾く症状をドライマウスといいます。

現在は自覚症状として口の中が乾く症状を訴えるすべてを、広義のドライマウスとすることもあります。

唾液は主に大唾液腺と呼ばれる耳下腺、顎下腺、舌下線から分泌されます。

その量は成人でおおよそ一日に1.5リットルにもなります。

原因は?

唾液は加齢によって誰でも分泌治量は減ります。

しかし加齢以外にも様々な原因が考えられ、複数の原因が重なっていることもあります。

身体の中の水分が減少

・糖尿病〜糖尿病になると血液の中のブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり血液の中にあふれてしまいます。

このあふれたブドウ糖を排出するために尿の量が増えてしまいます。

尿がたくさん出ることで脱水状態になり口の中が乾きやすくなります。

・腎不全〜慢性の腎不全が進行してしまうと人工透析が必要になります。

人工透析をすることで身体の中の余分な水分が除去されてしまいます。

このため口の中が乾く場合があるのです。

・利尿薬の副作用〜慢性腎不全や心不全では水分を排泄するために利尿薬が出ます。

水分が排泄されると口の中が乾きやすくなります。

・口呼吸〜眠っているときにいびきをかく人や口を開けて呼吸をする習慣があると、唾液が蒸発してしまい口の中が乾きやすくなります。

唾液の減少

・精神的ストレス〜唾液の出る量は自律神経によってコントロールされています。

ストレスを感じると交感神経が優位になって唾液の出る量が減ります。

逆にリラックスしていると副交感神経により唾液はよく分泌されます。

強いストレスがかかり続けると口の中が乾きやすくなります。

・喫煙〜タバコに含まれるニコチンやタールなどにより血液の流れが悪くなることにより、唾液の分泌機能が低下し、分泌量が低下することになります。

・シェーグレン症候群〜自己免疫疾患の一つで免疫のシステムが正常に作用しなくなることで唾液腺の組織が破壊されてしまいます。

そのため唾液の分泌が減少して口の中が乾燥します。

・薬の副作用〜ドライマウスの原因の最も一般的なものです。

高血圧や抗うつ剤、鎮痛薬など一般的に処方される薬のおよそ80%がドライマウスを引き起こすとされています。

薬の服用を中止したり、薬を変えたりするとその症状は無くなりますが、まれに回復しないこともあります。

・更年期障害〜唾液腺は性ホルモンの影響を受けます。

更年期には女性ホルモンが急激に減少します。

このため唾液の分泌量も減ります。

また更年期には自律神経のバランスが乱れやすいことも影響しています。

乾燥を放置すると

唾液の出る量が少なくなると口の中の細菌が増えてしまいます。

細菌が増えるとむし歯や歯周病になりやすくなります。

歯周病を起こす細菌が増えることで口臭もひどくなるのです。

乾燥が進行すると口の中や舌がヒリヒリして食事もできなくなり、会話にも支障を来します。

ドライマウスの対処

ドライマウスはこのように原因は様々です。

生活習慣の改善はもとより口呼吸は鼻呼吸へ変えましょう。

唾液腺マッサージで唾液の出を促すのも有効です。

また、水分をこまめに取る。

ガムを噛んだりアメをなめることも唾液が出やすくなります。

ただし、糖分を含む物だとむし歯や歯周病に影響します。

乾きや痛みを緩和する方法として人工唾液や保湿ジェル、洗口液などもあります。

いずれにしても原因を明らかにすることが大切です。

口の中の乾燥が続くようでしたら、まずはかかりつけの歯科医院へ相談しましょう。