歯みがきQ&A
いつ磨くのが効果的?
歯垢(プラーク)は時間がたつと取れにくくなります。
毎食後磨くのが理想的ですが、なかなか1日に3回も磨けない方が多いと思います。
少なくとも朝・夜の2回は磨くようにしましょう。
磨き残しがあると、寝ている間に最もむし歯ができやすくなるので、夜の歯みがきは最も念入りに磨くように心がけましょう。
プラークは歯みがきだけきれいになる?
どんなに丁寧に磨いているつもりでも、歯と歯の間・歯と歯肉の間など汚れの取れにくい場所があります。
また歯石が歯に付いてしまうと、歯みがきでは落とすことはできません。
むし歯予防や歯周病にならないためにも3〜4か月に1度は歯のクリーニング(PMTC)を受け、プロの手でお口を徹底的に掃除をしましょう。
歯みがき粉の適量は?
歯みがき粉の中には泡立ちを良くする発泡剤が含まれています。
以前は歯みがき粉を多く付けるとこの発泡剤のため口の中が泡だらけになるため、磨ききれていないうちに歯みがきを止めてしまうことが試適され、歯みがき粉は少量にといわれていました。
もちろん歯みがき粉をつけなくても歯はきれいに磨くことができます。
ただし茶渋のように歯にこびりついた汚れは歯ブラシだけでは落とすことができません。
歯みがき粉の成分にはこの茶渋を落とすものも含まれています。
また最近は高濃度のフッ素を配合した歯みがき粉もでています。
これはむし歯予防に非常に有効です。
しかし歯みがき粉の量が少なすぎるとフッ素などの配合されている成分の効果を充分にひき出せません。
ブラシ部分全体にまんべんなく大体1~2センチ(1~2グラム)を目安に使用しましょう。
歯ブラシの選びかたは?
歯ブラシを口の中で動かしやすいようにヘッドは小さめが良いでしょう。
ネックは細くまっすぐで長い物を選びましょう。
毛の硬さは「ふつう」のものを使用してください。
ただし、歯肉が腫れている人は「軟らかめ」の歯ブラシを使用しましょう。
最近は性能が良く、軽い電動歯ブラシも沢山販売されています。
歯磨きを効果的に済ませたい方や、うまく磨けない方にお勧めです。
ただし歯に適切に当てないとその効果は半減します。
かかりつけの歯科医院に適切な使用法を相談しましょう。
歯ブラシの保管方法は?
① 使用後は良く洗いましょう。
② 水をしっかりきり、よく乾燥します。
③ 毛のある方を上にして、風通しのよい所に保管します。
毎日使用するものです。
清潔に使用しましょう。
歯ブラシの代え時は?
1か月を目安です。
毛先が開いてきていなくても、毛のコシは弱くなっています。
また、長く使用していると毛先がすり減り汚れを落とす効果が悪くなります。
良い状態の歯ブラシで磨くことも歯の汚れを確実に落とすためには大切なことです。
正しく歯ブラシを行い、歯をむし歯や歯周病から守りましょう。